ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

Nothing's the same....元には戻れない

土曜日の朝、シドニーに着きました。小雨模様。タクシーに乗って自宅に。自宅で主人の顔を観たら、涙が滝のように溢れました。よく分かりませんが、ホッとしたのだと思います。この一月以上の心労と、毎日の緊張続きの生活......全てが涙となって流れてきたのだと思います。シャワーを浴びて、その日は、まるで死んだように寝てしまいました。


土曜日は、目を覚ましたら、主人が食事を作ってくれました。また寝ました。起きてまた食事。寝ました。うっかり、愛犬サリーをベッドに呼んでしまったので、彼女の身体が重い............寝ながら「失敗した」と思ったのですが、でも、サリーとも三カ月近く会えなかったのだから.............と半分幸せを感じながら、寝ていました。起きている間は、「モース警部」と「ポワロ」を、アメリカから買ってきたNutter Butterを食べながら観ました。いつもの土曜日、いつもの日曜日です。そうそう、寝る時には、ゆっくり眠れるようにMelatomine を飲みました。これは、日本では売っていないのですってね。実は、私はオーストラリアでもこれを飲んだことがありません。これは、シンガポール空港で買ったのです。ホームステイ先のファミリーは、アメリカに行くとこれを買ってくると言っていました。これがいいものなのか、悪いものなのかは分かりませんが、飛行機で時差を越えて旅をする時には便利だと、ホームステイファミリーは言っていました。今回は、久しぶりにカンタス航空できました。4席をもらって、ゆっくり眠ることが出来ました。シンガポール経由でずっと往復していたので、直行便だとこんなに楽なんだと思いました。これからどうしようかなあ。シンガポール航空は結構高いし......


「モース警部」も「ポワロ」も、心を元に戻すにはピッタリでした。なぞ解きをしながら、こころを安前ン下。昨日は、娘が、やってきて、「あら、お母さん」と、三日前に会ったような感じの挨拶。私は、ずっとずっと彼女に会いたかったのに..............そして、「何なのよ。その姿」とユニクロのパンツとユニクロのセーター姿を非難されました。彼女は、クラシックな人間なのです。すみません、お代官様。お母さんは、ユニクロで買うお金しか、ないのでごぜえますだ。それから、アメリカから買ってきた、University of South Carolina のシャツを見せて、「これどう?」「ふん」あれ、いらないの?「いいわ、パジャマに着るから」.............がちょん。ちょっと待ってよ。これは、アメリカから日本経由でわざわざ運んで来たのよ....................最後に、「アメリカのお菓子食べる?」「アメリカのお菓子には、全部、なんとかという(何だか聞き忘れましたが、彼女は栄養学勉強しているのでよく知っているのです)人工甘味料を使っているのよ。だから、アメリカ人には、Obesity(肥満)が多いんじゃないの」Do you remember, I have been in the USA, mum? 「お母さん、覚えてる。私はアメリカに行ったことがあるのよ」はいはい。お代官様。あれは、誰が、飛行機代出したのでしょうねえ。


ずっと雨だったので、小ぶりになったのを見て、サリーと散歩しました。いつもの道。いつもの樹、いつもの空。いつもの公園。でも、それを見る私は、もう前と同じじゃない。全く同じじゃない。道すがり、笑い声を聞いても、何だかむなしい気持ちになってしまう。空の色も、悲しい色に見えてしまう。あれ以来、私は、変わってしまった。日本が変わってしまったように。Nothing's the same as before.............


メルボルンから来た友人カップルと食事をしました。彼らは毎年、イースターの時期にシドニーに来るのです。食事最中に、たまたま主人が、日本のgiant salamander (おおさんしょううお)の話をしました。友人は、「へえ、そんなに大きいのがいるの。それ、放射能のせいじゃない?」と言ったのです。その日の朝に、NYタイムスが、日本の放射能を漫画にして出したのを知っていたし、彼の言葉に私は凍りついてしまいました。数分間、真っ白な時間が流れました。誰も何も言いません。彼は、Sorry it is a joke と言いましたが、気まずい時間が流れました。夕飯が終わってから、友人が私のところにやってきて、肩を抱いていいました。「本当にすまない。つまらない冗談を言った」と謝りました。本当に反省しているのだと思い、It's OKと言いましたが.................彼のように、世の中のことをよく知っている人、彼のように、いい人たちでも、こんな冗談を言うものなのだと思いながら..............私が、もし、日本人でなくて、日本のあの震災を目の前で体験していなかったら、こんな「軽口」の冗談を言うこともあったのだろうと思いました。また、私の震災体験は、見聞きしたもので、本当に震災に会われている人々のつらさや哀しさを分かってあげているのだろうか.............とも思いました。彼を責める気にはなれません。


マスコミの軽さを笑っていましたが、石原軍団が、たとえ1週間にしろ、現地に赴き現地の人々と暮らしたのは、すごいと思いました。石原軍団って、単なる芸能人の集まりだと思っていましたから。震災中に気がついて嫌だったのは、やはり報道する人たちの「表情」でした。半分笑っている顔もあり、それは、テレビに出る人たちの習慣だったとしても、とても嫌なものでした。声の「トーン」も嫌だと前にも話しましたけれど。また、似非評論家がそろって、政治家たちを批判するのも、見苦しいものでした。自分はいったい何をしているのか。一体何ができるのか。何をするのか。彼らにはそういう視点が一切ないのです。こうして言っている私もそうですけれど............表情は言葉よりも多く語ることがあります。そういえば、もう何か月もカン首相の表情がさえない。避難地に行って、「怒号」を浴びたとまたテレビが嘘を言った時も.............もっとも、あれは、怒号ではなく、単なる、怒りの声だったと思いますが、マスコミは「怒号」の方が都合がいいのですよね...........彼の表情の中には「本当のもの」がない.............ように見えました。本当に避難者の人々を大切に思うのなら、一人一人、何時間かかっても、手を握って挙げたはずです.............とまあ、また私も似非評論家になってしまったかも............


オーストラリアの首相が、日本の被災地に行った.............大抵の人は、それを「よし」としたようですが、それをパーフォーマンスト観た人もいます。私は、自分の目で、隣人でる日本の大変さを見ると言うことは、とても重要なことだと思いました。それによって、今後の援助体制や協力体制が変わるかも知れないのですから。実際に自分の目で見ると言うことの大切さを、私たちは忘れてならないのだと思います。そう、私は、東京での会議中、ライブで見た、あの津波が忘れらません。あの時に、波に向かって走って行ったバス、波が来るのも知らずに、家のまえで話をしていた人々.............。


さて、イースターとANZAC DAYのホリデーを終えて、明日から平常営業です。色々頭の痛いことが私を待っています。
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コメント

ご主人のご飯は美味しかった?

帰国されて お疲れがド~~と出たのですね。
サリーちゃんも大歓迎だったことでしょう。
私もユニクロのシャツですよ。
安くて、色つきで・・・それが今は下着です。
その上に何かを羽織ればOKだもの。
今日も日本は寒いです。

自分では気がつきませんでしたが、心底疲れていたようです。ホームステイの方々も、年長者の居候で疲れていたかも知れませんが、私も私なりに気を使っていましたし。ユニクロは、地震の時ずっと来ていました。着たきりすずめ。

  • 2011/04/26(火) 15:54:51 |
  • URL |
  • MARIKO #-
  • [ 編集 ]

お帰りなさい

真理子さん、無事にご帰宅できてよかったです。
私の夫も時々性質の悪い冗談を言います。全然可笑しくなくて不愉快な顔をしてると『日本人は冗談が解らない』って言うんですけれど、オージーって時々イヤミな事を冗談で言いますよね。

今日のニュースで、日本を滞在したAUSの首相のファッションを、ゲイ・ウォーターハウス調教師が批判してましたね。やれやれ。

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