ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

ドバイ・ワールドカップを勝った角居調教師のこと

メルボルンカップの前のこと。角居調教師は「今だから勝てるかも知れないと思って出てきたのですが」と語っていました。あまり自信がなさそうでした。そして彼の馬、デルタブルースが勝ちました。カップの後、メルボルン空港で、角居先生に会いました。「あっ、先生。本当に良かったですね」満面の笑顔で「ありがとうございます」坊っちゃんたちが、そばにいました。そして、飛行機に乗ると、メルボルンカップの後で、飛行機は混んでいました。角居調教師は、エコノミークラスの席に、坊っちゃんたちと、窮屈そうに座っていました。普通、メルボルンカップを勝つと、オーストラリアでは、もうリムジン仕立てて、しかも超豪華なホテルを貸し切ったりして、朝まで飲み明かします...............でも、彼はこうしてすぐ日本に戻るんだあ。きっと、忙しいのかな..............と思いました。


私が、ホテルに送ってもらった日本からの新聞を機内で読んでいると、後ろの席の女性が「あのお、それは、日本の新聞ですか」「はい。これは、今日のメルボルンカップという大きなレースのことについて書いてある記事なのです。フレミントン競馬場というところで開催されたのですが、いらっしゃったことおありですか」その女性は、「はい」.............と聞いてから......................あ、もしかして「あのお、角居先生の奥様ですか」「はい」「まあ、それはそれは。この新聞どうぞ」「いえ、お読みになってからでも」「いいえ、どうぞどうぞ」まったくう....................角居調教師の奥様に、フレミントン競馬場は知っているかとか、メルボルンカップはどうだとか。赤っ恥。さて、シドニーに飛行機が着いたら、角居調教師に聞かれました。「乗り換えは?」そこで、主人と一緒に乗り換え場所を探してお連れしました飛行機に送れそうになって走りました。では、お疲れ様です。係りの男性に「この方は、メルボルンカップの優勝調教師よ」って言ったら、信じなかったのか「おっ、馬券買って儲けたかな」馬鹿。


この話をオーストラリア人にすると、みんなこう言います。He is very humble. メルボルンカップの優勝調教師が、エコノミークラスに乗るなんて、なんて、謙遜な方なのだろう.............さて、昨年だったでしょうか。栗東トレセンに行った時のこと。角居調教師は、竹ぼうきで、厩舎の掃除をしていました。おおっ。今年になってから、やはり栗東トレセンのこと。「こんにちわ」と声をかけてくれた、攻め馬手................と思いきや、角居調教師。また、おおっ。


その角居調教師の管理するビクトワ―ルピザが、ドバイ・ワールドカップに優勝しました。メルボルンカップ、そしてドバイワールドカップ。WHAT'S NEXT? やはり昔の人の言うことは確かです。「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」偉い人ほど、謙遜で、優しいのです。誰かのようにエバラない。誰かって??今回の優勝は、今まで日本が海外の技術を取り入れ、人材育成に力を入れ、施設の充実をはかり、世界レベルの競馬を築いてきたたまものです。そして、角居調教師のトレーニング力の素晴らしさです。すごい。そして、日本人としても嬉しい。実は、日本人として..............なんて気持ちになるのは、不思議なんです。私は、日本が「嫌い」人間でしたから。えくぼが可愛いスマイリー角居調教師。これからも頑張ってください。


今日は、MINEHIKO君と会いました。東京からわざわざ千葉にいる私のところに会いに来てくれました。まあ、私が呼び寄せたんだけれど。彼は、私が創った二番目の競馬学校に来ました。地方の騎手になろうと思ったんだけど、やめて、乗馬クラブに勤めていたときに、私の学校に来てくれたのでした。それから、いろいろ、いろいろあって、オーストラリアで騎手デビュー。デビュー戦んで勝って、将来が嘱望されました。でも、騎手をやめて、日本に戻りました。オーストラリアに来た日本人の中でも、彼の騎乗はぴか一でした。惜しまれました。日本に戻ってから............彼は国学院大学に入ったのだそうです。そして、今年卒業。今日は私に卒論を持って来てくれました。論文のタイトルは「明治・大正期を中心とする馬匹改良と豪州馬の輸入」ほほおお。彼は、今、オーストラリアに戻りたいと思っています。馬の世界に入りたいけれど、それが駄目なら、オーストラリアの大学院に入りたいと言っています。二人で、彼が入った当時の学校のことを思い出しながら、時間を忘れて話しました。私は二番目の学校の時に、副校長だったのです。毎月、シドニーから学校に通い、授業をみて、放課後はレストランやホテルに生徒たちを呼んで夕食会。ほんとに、楽しかったわねえ。さて、三番目の学校に来てくれた萱ショーヘイ君は、今、オーストラリアの大学院に通いながら騎手をしています。MBAですよ。


いつだったか、栗東に行ったら「真理子さああん」と大きな声で呼ばれました。おおおお、真介。雄介も。美浦に行った時にも、川崎に行った時にも、みんなに声をかけられました。大井競馬場で昨年、最年少で調教師になった森下淳平君は、私の最初の学校に来たのです。三重の高校を中退して............一度、関東と関西で、あいつら呼んで宴会したいなあ。(言葉が悪くなりましたねえ。あいつらと付き合って)もっとも、私は「ご招待」を受ける立場。と、MINEHIKO君に言ったら、「当たり前ですよ、真理子さんには一杯ごちそうになったから」って。嬉しいなあ。若い人にたかれるのは。


馬の学校を作り、犬の学校を作って、私って、やっぱり学校が一番好き。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://marikodog.blog85.fc2.com/tb.php/829-4b13ff17
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad