ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

INVICTUS インヴィクタス

昨夜は、実はホテルで泣いていました。ある電話がかかり、情けなさに泣いてしまったのです。電話の向こうの事情は理解しながらも、どうしてあのように大切な話を先にしてくれなかったのだろうかと......おまけにそのようなことで動揺した自分が情けなくなったし、独りでこの東京にいることも悲しかったし,,,,,,泣いてしまいました。主人からそんな時に電話があって.....主人は困ってしまったようでした。お互いに、海を越えては、どうにもできないのだから、愚痴は絶対言うまいと思っていたのです....なのに、電話口で泣いてしまい、彼を心配させてしまいました。お風呂に入り、SLEEPING TABLETを飲んで寝ることにしました。


☆ ☆
朝...起きたくない....つい引きこもりになりそうに。そこで、これではいけない。何かしに外に出かけようと思いました。でも、何も浮かびません。この東京で何をしたらいいのか分からないのです。LOST!日本と都会という流砂の中に、ずぶずぶと沈みこんでしまうような感情を持ちました。いや、だめだ。これでは。地下鉄に乗りました。銀座に行こうとしたのに、あやまって上野方向に向かってしまいました。もっとも、どこに行ったらいいのか分からないのだから銀座でも上野でも同じ。上野について、つい、地下鉄の係員さんに(とても親切でした)「映画館の方向に出たいのですが」とたずねたら、上野には映画館はなかったと思います。でも、錦糸町にならあります。そうですか。係員の方は、銀座線で三越前まで行って、乗り換えるといいと教えてくれました。今度は銀座線に乗りました。電車の中で「やっぱり映画を観よう」という気持ちが出たのですが、錦糸町に行くのは止めて、そのまま銀座に向かいました。電車の中で、楽しそうにしている家族づれが目に入りました。

☆ ☆
銀座で降りて、有楽町のピカデリーに。何を見ていいのか見当がつきません。インビクタス。おとうと。ラブリーボーン。1時20分に始まるインビクタスにしようと、ぼんやり考えていました。山田洋二のおとうともいいけれど.....吉永小百合は、何を演じても小百合さんなので、あまり乗り気にはなれませんでした。インビクタスがどんな映画なのかは知らなかったのですが、看板にクリント・イーストウッドのプロジュースとあったので、あっ、それなら観たいと思いました。昼は、有楽町のBUONO BUONOにしました。前にFUさんと前に待ち合わせをして、時間を間違ってランチが出来なかった店。ここで、美味しい、オニオン(アニアン)コンフェティが前菜、トマトとオクトプス(蛸)のパスタ、チョコレートケーキ。そして、トビキリ美味しいカプチーノ。これで〆て1700円。コンフェティとは、料理方法で、今回の玉ねぎは丸のままオーブン(アヴン)に1時間半、オリーブオイルをかけてCOCKするのだそうです。それを、岩塩と粗びき胡椒で食べます。主人のCOCKINGには叶いませんが、でも、ナチュラルな味で美味しかった。そして、映画館に出かけました。


☆ ☆
窓口の女性が選んでくれたシートは何と女性用のシート。ホッとしました。というのは、私は、学生時代、吉祥寺の映画館に独りで映画を見に行って、痴漢にあって以来、独りで映画を観ることができなかったのです。気持ちが萎えてしまって、行くことができなかったのです。こんなオバサンになっても怖いのです。さて、今日は、勇気を奮って行ったのですが、女性用シートと聞いて、すっかり気持ちが楽になりました。隣に(当然のことですが)女性が座っていました。ちょっとだけ話しかけたら「あら、女性シートだったのですか。知りませんでした」って。彼女は、映画が大好きでどこにでも一人で観に行くのだと話してくれました。それでも、やはり夜は避けると言っていました。彼女は、特に、イーストウッドの映画は大好きだと言っています。始まる前に、飴までいただきました。そして、始まったインビクタス.....


☆ ☆
私の大好きなラグビーの映画だったのです。それから、尊敬するマンデラの映画。始まってから気がついなんて、なんて私は頓珍漢なのでしょう。でも、引き込まれました。涙も流しました。そして、最後にこの詩が、私の心に残りました。それは、30年間牢獄に入れられたマンデラの心を支えたポエムでした。

Out of the night that covers me,
Black as the pit from pole to pole,
I thank whatever gods may be
For my unconquerable soul.
In the fell clutch of circumstance
I have not winced nor cried aloud.
Under the bludgeonings of chance
My head is bloody, but unbowed.
Beyond this place of wrath and tears
Looms but the Horror of the shade,
And yet the menace of the years
Finds and shall find me unafraid.
It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll,
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

William Ernest Henley in 1875


☆ ☆
30年間の、マンデラの牢獄生活を支えた詩。闇がどんなに暗く迫りきても、私は神に感謝する。私に不屈の魂を与えてくれた神に。と詩が始まります。そして、私は、私の宿命の主。私は、私の魂のキャプテンだと終わっています。私は、また、立ち直りました。メソメソするのは止めようと思いました。
NOZOMIさんからコメント有難うございました。仙台のFAMILYからも電話がありました。あっ、FAMILY&FRIENDSが日本にいたんだって。そうでした。私は大変幸せな人間です。大丈夫です。
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コメント

素敵な映画で元気になれたみたいですね。
心が萎えてしまうときって、いろんなものに敏感になっているせいか素敵なものもそうでないものも吸収しやすい気がします。

実は、新幹線で真理子さんにお会いしたとき、大切な人の裏切りで心が折れている時でした。
東京に戻ることが気が重く、暗ーい気持ちになっている時でしたが、真理子さんとお話をしながらいつの間にか東京駅に着いていました。
あの時、真理子さんに会って、お仕事のお話をお聞きしたりして、私もこんな女性になりたいな、頑張ろうと思えたのです。
と、思い出したのでついコメントしてしまいました。

  • 2010/02/13(土) 22:22:35 |
  • URL |
  • nozomi #QJt3TIzw
  • [ 編集 ]

インビクタス、モーガン・フリーマンとマット・デイモン主演ですよね!私もこの映画は見たいと思ってました。DVDが出るまで待つつもりですけど、そんなに良い映画とは楽しみが増します!
真理子さんはいつも豪快で「あっはっはっ」と笑い飛ばしていらっしゃる方だと思っていましたが、沈んでしまう時もあるんですね。人間、頑張れない時は頑張らなくていいって、誰かが言っていました。頑張れないのに「頑張れ!」って言われたら余計にツラいって。そうですよ。でも私は、「頑張らなくていいけど、負けるな!」って自分にも言うし誰かにも言います。 天童よしみが歌ってましたっけ?「負けたらあかん~♪」って?? でも元気になられたようで良かったです。

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