ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

ブッシュファイアー

午後9時現在、ビクトリア州のブッシュファイアーは、まだ収まっておらず、まだ広がっているところもあります。予想では、死者が200人を超えるのではないか、あるいはダブルになるのではないかとも言われています。生き延びた人たちの中には「まるで広島の原爆のようだ」という人もいたそうですが、その状態はまだ続いているのです。現在、ボランティアの消防士たちが、焼け跡を歩いて、死者の数を数えているということですが、なんと悲しく辛い仕事でしょう。

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23歳と21歳の動物が大好きな若い女性が、家に飼っていた多くの動物たちと一緒に亡くなっているのが発見されました。車とペットドッグと2冊のカーボーイ雑誌だけが残った人。自分は、スーパーマーケットに買い物に出て、帰ったら、家も家族もすべて消えてしまっていた人。もしかして、家族は逃げたかもしれない。どこかでテレビを観ていたら、連絡してくれと、今朝のモーニングショーで、涙で訴えていた人。子供を連れて逃げる時に、近所の人の車が燃えていた。ドアを開けてあげようと思ったら、熱くて開けられない。自分も子供逃げなければならない。車の中で悲鳴を上げている人たちをどうすることもできなかったと涙いている人。これらは、何百もの悲しい話のほんのわずかなエピソードです。

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シドニーは、今日、22度まで気温が下がりました。小雨も降って、この気温を、ビクトリア州の人たちに分けてあげたいと思いました。ノースクインズランドで、大雨による洪水の被害にあっている人たちが、カメラの前で、俺たちは何とラッキーなんだろう。こうして命が助かっているのだからと語っていました。オーストラリアの有名な元ニュースキャスターも亡くなったようです。彼と一緒に働いたことのあるアナウンサーが、その彼を思い出して「1970年代、当時のオーストラリア最悪のブッシュファイアーと言われたアッシュ・ウエンズデー(灰の水曜日)を取材した彼が、ブッシュファイアーで亡くなるなんて.....」と声を詰まらせていました。今日、キャンベラの連邦政府の議会は、通常の討議をストップして、亡くなった方々への追悼の意を表するとともに、今も、身を挺して働いているファイアーファイターの人々への感謝の気持ちを、超党派で語っていました。語る政治家も、それを聞いている政治家も目に涙をためています。今日は、まさに、オーストラリアのブラックマンデー。オーストラリアの歴史始まって以来の悲劇の日と言えます。

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Marysville 付近の火は、放火が原因だと警察は断定。明日から捜査が始まるそうです。この町は、その昔、主人の両親がハネムーンに行ったところだと、先日ブログで書きましたが、それ以降も、主人の兄弟が、母たちの結婚記念日に、連れていったのだと言います。この町のウエッブをみたら、今月の21日には、町のお祭りが予定されていました。wirreanda-DL.jpg
el-kanah.jpg  しかし、この町はもう存在せず、町に住んでいた人々のほとんどが亡くなっているのです。
焼けてしまった場所の名前に見覚えがあるので、主人に聞くと、何年か前に、シドニーからメルボルンまで車で行った時に、通った町の名前でした。田園地帯で、まるでおとぎ話の中の家のような家が、ブッシュ(林)の中に佇んでいて、dalrymples.jpg
今でも目に浮かんできます。この辺は、メルボルンの人たちが週末を過ごしたりする場所でもありました。coralynn_falls_1.jpg


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気になったので、友人のミシェル・マンクに電話しました。「もしもし、大丈夫?」「住んでいるところから5キロぐらいのところで火の手が上がったようだけれど、私たちのところまでは来なかったわ。大丈夫よ」って。ほっ。主人のファミリーたちは、全部メルボルンに住んでいます。弟たちが住んでいるのは、ヒルズと呼ばれるダンデノンの丘陵地帯。「彼らは大丈夫かしら」「方向としては大丈夫。新しく、火が始まらなかったらね」彼らは、美しいブッシュの中に住んでいるのです。あっ、みどりさんやALFREDにも連絡しなければ。方角的には大丈夫だけれど。

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昨日も書きましたが、こうして、家で普通の生活ができているのが、今、大変な思いをしている人たちのことを考えると申し訳ない気がします。先ほど、主人が、メルボルンに住んでいる姉に電話して、病院から戻った母の様子を聞いたら、血圧は何とか下がって寝ているとか。メルボルンの病院には、今でも多くの人が体中やけどをして運ばれているようです。今日のニュースでは、顔中包帯をした人が集中治療室で生存をかけた戦いをしている様子が写されました。この人だけでなく、病院で治療されている人々の中には、家族が亡くなってしまたことを知らない人たちが大勢いるのだと言います。命を永らえても、そこには、地獄のような辛い日が待っているのです。合掌。



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コメント

日本の新聞にもこのところ、オーストラリアの山火事のニュースがずいぶん大きく出ています。心が痛みますね。カリフォルニアの大規模な山火事は昨年でしたっけ。地球の温暖化と共に増えている災害のような気がしますね。

  • 2009/02/10(火) 21:02:57 |
  • URL |
  • Fusako #Kbxb6NTI
  • [ 編集 ]

そう、これが最後のブッシュファイアーでないということが深刻なところです。オーストラリアは特に、自然の中で暮らしているので、それが、今度は逆目になって出てくる。

  • 2009/02/11(水) 08:50:55 |
  • URL |
  • MARIKO #-
  • [ 編集 ]

こちらも読みました。

また伺います。涙・・。

  • 2009/02/12(木) 17:56:07 |
  • URL |
  • ハイジママ #-
  • [ 編集 ]

お便りありがとう!

さっそくお返事、ありがとうございます。
多分同じ世代だと思います。
違うところは、あなたは夢を実現させておられるところですよ。私は結局は、専業主婦です。(笑)
いろいろ夢も見ましたが・・・。

ハイジの窓、いろいろ滅裂に書いて居ります。
過去記事まで読まれると、おおよその私のアウトラインが解るかも?

また、私も立ち寄らせていただきます。

その後のブッシュフアイアーの様子なども知らせてください。心配しています。

  • 2009/02/13(金) 20:01:09 |
  • URL |
  • ハイジママ #-
  • [ 編集 ]

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