ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

BUSH FIRE

今朝、主人の弟から電話が入りました。「お母さんが、病院に運ばれた。どうやら血圧がかなり高いらしい」と。昨日、NZのクルーズから戻ってきたと元気な声を聞いたばかり。でも、電気が消えてしまってねえと,。電気がなければ、冷房も効かない。83歳の年齢で、冷房も扇風機もなければ、当然身体の調子が悪くなるはず。あとで、姉から連絡があり、病院を出られるというのですが、電気のないところに戻っていいものかどうか。

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ビクトリア州のブッシュファイアーが、Marysvilleという小さな町全部を焼いてしまい、そこで何人もの人が亡くなったというニュースが今朝のテレビで放送されました。後から起きてきた主人に伝えると、Marysvilleという町はとても綺麗な町で、昔のオーストラリアが残っている町だ、確か、両親がハネムーンに行ったところだと教えてくれた。テレビで放送された町は、跡形もありません。farmer_gallery__578x400.jpg


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オーストラリア時間で午後9時半現在、86人もの人が、ブッシュファイアーで亡くなっています。ビクトリア州のブッシュファイアーは、現在も10以上の地域で燃えていて、消失面積が30万ヘクタールを越えました。いくつかの火は、ARSON、つまり放火だという。「捕まえたら、最高の刑に服してもらう」と、州の首相はテレビで発言。最高の刑とは25年。主人は、それを観ていて、「短すぎる。何十人もの人が殺戮されたんだ」と吐き捨てるように言いましたが、私もそう思います。オーストラリアには死刑がありませんから、放火魔は永久に刑務所から出て来れないようにすべきです。fire9_gallery__600x397.jpg


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「どこに隠れればいいの。どこに逃げればいいの」と聞いたら、火はもの凄い速さでやってくる。逃げても逃げ切れない。また火は燃え広がりながら、酸素までもやしてしまう」と主人が教えてくれました。主人たちの世代は、ブッシュファイアーから生き残る知恵をかなり教え込まれているのです。時間があれば、穴を掘って、その上にバケツでも被って、火が通り過ぎるのを待つことかも知れないとも。酸素がなくなるから、頭上に何か空気をためておく必要があるというのです。そういえば、何年か前に、プールに逃げ込んだ母と子供は、結局亡くなりました。プールの上を火が通り過ぎて、水中に頭をだしていた、彼らの酸素を奪ってしまったのでした。プールに逃げ込むときに、何か頭の上に焼けないようなものを被って飛びこめばよかったのかも知れません。あるいは、怖いけれど、車のドアを閉めて中にいることと、主人はいいます。しかし、今回の死亡者の中には、車ごと、焼かれてしまった人たちもあるようなのです。「車を動かしていたのかも知れない」と主人。状況がどうだったのか。空から落ちてくる爆弾なら逃げることもできるかも知れません。しかし、襲ってくるブッシュファイアーの火の手からは逃げられない。人間は、なんと、無力なのでしょう。

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何でも手に入る現代で、自然との闘いがまだ続いています。その闘いは、今後、異常気象のために、もっと増えるかも知れません。もっとも、その自然を犯したのは、人間ですから、人間はその報いを受けているのかも知れません。それにしても、ブッシュファイアーは、あっという間に、生活の全てを奪ってしまいます。今回は、多くの人の命まで奪ってしまいました。こうして、のんびりと、コンピューターに向かっているのが、今でも、火事と収めようと命をかけている消防士の人々や、家を失った人々、亡くなった方々や、病院に運ばれた人々に申し訳ないような気がしています。病院に運ばれた人々の中には、家族を亡くした人も多くいると聞きました。どうぞ、これ以上、死亡者が増えませんように。祈り。
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