ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

娘の好きな色

「お母さんは、いつも、私の話を聞かないで逃げるんだから」と怒鳴られて、身体が凍りつきました。「一体、お母さんは、私のこと何を知っているの?私の好きな色は一体何?」また畳み掛けてきます。言葉に困ってしまいました。主人が、他の部屋から「もう、やめろ」と、娘は「ホラ、お父さんが、またお母さんをかばう」..........娘は泣き出して、「もう出て行ってよ」......

☆ ☆
下の娘は、いさかいの中で育ちました。ちょうど、上の娘と主人がうまくいっていない時期に、主人は、仕事をなくしました。それもあったのだと思いますが、上の娘と主人の間を、私はいったりきたり。下の娘の気持ちなど、おもんばかる余裕もありませんでした。「私が何色を好きなのか、お母さんは知っている?」娘が生まれるその日まで仕事をして、2週間後に仕事に戻った私は、下の娘のことを、赤ん坊の時には、ナニー(養育をする人)に任せ、幼稚園に預け、その後は、主人が彼女の面倒を見て、私は、彼女の高校の卒業式にも行くことはありませんでした。日本出張だったのです。だから、彼女のことは、ほとんど知りません。「お母さんの子供の頃も、私のように、寂しい育ち方をしたの?違うでしょう。」「お母さんの周りには、お母さんがいなかったわ」と答えたのですが.......実は、私が子供の頃に、うちの母も、仕事をしていて、私の傍にはほとんどいなかったのです。お婆ちゃんがいたけれど.......。だから、小さな頃は、「何になりたいの」と聞かれると「お母さん」って答えていました。「子供が家に帰ったら、お帰りなさいって迎えたいの」って。それが、全く希望と反対になってしまいました。

☆ ☆
学校の父兄会には、いつも、お婆ちゃんがきました。田舎生まれの人で、田舎弁を使うので、私は、とても恥ずかしくてなりませんでした。お母さんが来ている友達が、とてもうらやましく思えたものです。でも、お婆ちゃんは、心から私を可愛がってくれました。私は、いつも、お婆ちゃんと寝ていましたから、寒い日は、お婆ちゃんの肢の間に私の足を入れさせてもらって、温めました。学校の宿題の運針は、お婆ちゃんが手伝ってくれました。針を刺して、白い布が血に染まったのを未だに鮮明に覚えています。でも、どんなにお婆ちゃんがいて私に優しくしてくれても、やっぱりお母さんではなかったのです。父も出張がちでした。おまけに、父は、私が9歳の時には、ビルマとベトナムに長期出張をしました。当時は、家族が一緒に海外に出かけるような余裕はなかったのです。ベトナムで戦争が始まり、当時の父の会社、日本工営の社員が、ベトコンに浚われてしまい、父も日本に戻りました。

☆ ☆
それから、あんなに欲しかったファミリーが一緒に暮らしたのに、私は、それ以来、ファミリーを求めなくなりました。ファミリーからできるだけ離れるようになってしまったのです。母親の愛を知らないと、母としての愛情に欠けるそうです。私も、愛情がかけているのかも知れません。「お母さん、私の好きな色は何か知っている?」 私の母が好きな色のことを、私は、よく覚えています。それは、藤色です。薄紫。だから、私の好きな色は、今でも、藤色。

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昨日の喧嘩は、かなり尾を引いていて、主人も今日は、あまり話しません。私もあまり話しませんでした。寂しくてなりません。娘の好きな色は、何なのでしょうか。
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コメント

母、について、真理子さんの思い込みというか、憧れがあるのじゃないかな。自分が持たなかったものについての憧れ。実際には、真理子さんはお婆さまの豊かな愛情でじゅうぶん守られて育った、と思うけど。血のつながった母親、それも専業主婦の母に育てられたわけではないけれど、まともな大人として育った人を、わたしはまわりにたくさん知っている、特にヨーロッパの人に。わたしがとても親しいハンガリーの友人、彼女はユダヤ人で、ヨーロッパにはいっぱいいますけども、第二次大戦時に親族を失った人。でも、私とはとても話の合う友人です。早稲田で教えてるのよ。それに、スティーブ・オースティンさんも、たしかそんなに順調な育ち方をしたのではなかった人じゃない?

真理子さん、親子なんて喧嘩するものよ。あれが悪かったのでは、これが悪かったのでは、なんて考えてもしょうがない。そのときそのとき、自分のできる範囲で一生懸命接するしかないわよ、と、わたしは思うな。

  • 2009/01/22(木) 20:17:00 |
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  • Fusako #Kbxb6NTI
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