ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

シドニー湾の悲劇

32歳のAshlie Ayresさんは、4ヶ月前に、2歳になる息子と10歳に息子と一緒にシドニーにやってきました。"new chapter in her life"第二の人生を歩むために。そのアッシュリーの命は、今週初めにシドニー湾で起きたボート事故のために消えてしまいました。二人の息子の母親が消えてしまったのです。いつもは絵のようなシドニー湾が、悲しく見えています。

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バルメインという場所は、シドニーでもトレンディなエリア。シドニーに面していて、アートな人たちが集まるところで知られていました。そのバルメインから、夜3時に、パーティームードで出かけた船が事故にあったのです。YOUNG & BOLDという英語の表現があります。若くて無節操、怖いもの知らずという表現です。今回の事故にあった人たちは、そんな若者たちでした。私にも、そんな時代がありましたけど...........。 あの晩、バルメインのコマーシャルホテルというパブで飲んでいたグループ、パブで働いていた人たちが、近所の港に繋がれている船を盗んで、船上パーティーとしゃれこんだのです。岸壁でそれを見ていた人が、そんなにたくさんの人間は乗れないよと注意をしたのだといいます。7人の定員にその倍の数の人間が乗り込みました。”大丈夫だよ”と船は出ていきました。しかし、大丈夫ではなかったのです。6人もの命が失われ、さらに、数人が重傷でまだ病院にいます。

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What a waste! なんてもったいないんでしょう?あたら命を。次の日の新聞は、こう書きました。ほとんどが20代の若者たち。子供のいるアッシュリーさんは、なぜ、そんな船に乗ったのでしょう。ご主人のことが書いていないので、おそらく、彼女はシングルマザーだったのでしょう。オーストラリアにはたくさんいます。私も自分がシングルマザーだったので、彼女の気持ちがよくわかるような気がします。いつも、いつも、子供たちのことを考えている。どうして食べていっていいか、どうしたら子供が喜ぶのか、いつも子供のことを考えている。あの晩は、彼女の、そうした人生からの瞬間の休息だったに違いありません。定員オーバーの船に乗り込むなんて、なんて馬鹿なんだと、誰もが思いました。お酒のせいです。お酒を飲んでいると、全てを忘れてしまう。責任も、無責任もなくなってしまうのです。でも、酒が、人生を解決してくれるわけではないのです。

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今日の、シドニーは、晩秋の、美しい日よりでした。シドニー湾も、波間がキラキラと光っています。この静かなシドニー湾で、何人もの命が失われたなんて。”ここはアフガニスタンやパレスチナじゃないよ。どうしてこんなことが起きるの。Why?私は、これから、母親のない人生を送る二人の男の子のことを考えて、悲しくなってしまいました。

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