ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

恩讐のかなたに

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先週の金曜日から、オーストラリアはイースター、
キリスト教の復活祭の休みに入りました。
先日、メルボルンの義兄から「イースターの休みに、グリフィスまで行くのだけれど、
来るつもりはないか」と誘われました。
主人が、私に、どうしようかと聞いてきました。
「そうね、いきましょうよ」
と賛成しました。

グリフィスまでは、片道650キロ。
実際、シドニーからの道は込んでいて、
今回は行きに9時間、帰りは7時間半、かかりました。

グリフィスに集まったのは、義姉の家族。
グリフィスは、イタリア系の移民が多いところです。
オーストラリアのワインもこの地区から始まっているし、
マフィアもこの地区から始まっています。

義兄と義姉の夫妻は、今年、二人目の子供をなくしています。
彼らは、30年前に病気で娘を亡くし、息子を
目の中に入れても痛くないほど可愛がっていました。
いい息子でした。
その息子が、ベトナムに遊びに行って事故で亡くなったのでした。

私は、正直、義兄と義姉夫妻は苦手でした。
前に、私達夫婦が困っている時に、助けてくれなかった。
実際、その時のしこりが、少し残っていました。

でも、彼らが、この計り知れない悲しみに出会ってしまったときに、
そのしこりは消えてしまいました。

彼らに何かできないものかと考えていました。
今回、そのチャンスがやってきました。
何も特別なことをしたわけではなかったのです。
ただ時間を共有して、
しかも、楽しい時間を共有しただけ。
でも、彼らは本当に幸せそうな顔をしていました。

悲しさに包まれる瞬間もあるでしょう。
息子を亡くしたときに、姉は「私にはもう生きる意味がなくなってしまった」
と、泣き崩れたと聞いています。
悲しみは薄れることがないでしょう。

でも、瞬間でも、一日でも、数日間でも、
彼らが、悲しみと不幸を忘れてくれるときがあればいいなと、
心から思いました。

義姉は、優秀な看護士で助産婦です。
義兄は、最近、ヒポノセラピストになりました。
これは、催眠術で、不眠やうつ病の治療をする仕事です。
彼は、娘を亡くしたときから、長い間、うつ病にかかり
薬を飲んでいました。これではいけない。他の方法で
直すべきだと、自分で立ち上がって、うつ病から脱したのでした。
息子の死はその直後のことでした。

でも、義兄も義姉も、今勇気を奮って、生きていこうとしています。
その時に、仕事は重要です。
しかも、病気の人や苦しんでいる人たちを助ける事は、
大きな力になるでしょう。
家族の愛も大切です。

恨みを持つのはばかげていることだと私は悟りました。
彼らが、最後まで幸せに生きて行って欲しいと心から願います。

素敵なイースターの休みでした。
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