
雨で、しかも、道悪だったら、絶対に走らせない。
と、調教師のピーター・ムーディーは言い切った。
しかし、ずっと雨続きだったシドニーは、
今週になっていい天気が続いていて、
土曜日もどうやら、とてもいい天気だという。
新装成った四度イーのランドイック競馬場で、
ブラックキャビアが、無敗で、25戦目に挑む。
★
ブラックキャビアは、2006年の8月18日生まれ。ビクトリア州の
ナガンビーというところにある、ジルガイファームで生まれました。
その後、近くにある、スエットナムファームに移り、
イヤリングセールのための馴致をされて、それから、
イングリス社のメルボルンのセリ、プレミアセールに出されています。
価格は、わずか?21万ドル。
そして、お聞き及びかも知れませんが、
先日、シドニーで開催されたイングリス社のイースターイヤリングセールで
ブラックキャビアの半弟が、500万ドル。今の為替で言うと、5億円を越える
価格で取引されました。

なんというか。ううむ。と言うしかありません。
バイヤーはBC3.
かつて、私が、日本のセリに連れて行ったことがあるグループです。
もっとも、私が日本に連れていったグループには、
パティナックファームもあり、彼らは先日
バンクラプトしました。300億ぐらい使って、
ダーレーやクールモアに負けないブリーダーに
なるって言っていたのですが.............
願わくば、BC3は成功しますように。
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イヤリングを500万ドル。
5億円で購入。
牡馬のまま走らせて、
2歳で、重賞勝たせて、うまくいけば、
3歳まで競馬して、
種牡馬になる。
そんなシナリオなのでしょうが。
シナリオどうりに行くのかどうか。
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今日、去年イヤリングセールで100万ドル以上で落札された
ブラックキャビアの半妹のいる厩舎で働くJINさんは、そうですねえ。
やっぱり、気を使いますよね。今回の馬はうちの厩舎に
入るのかどうか分かりませんが、きたら、かなり神経使いますね。
当然ですよね。
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ブラックキャビアについては、
シドニーの後、
もしかして、英国に行って、
再度G1に挑戦して、南半球時間で
フランケルの種付け等とも言われているし、
来年まで、引き続き、記録を書きなおし続けるという
話もあるし。
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いずれにしても、強い馬が出るのは、競馬にとって
とてもいいことですよね。
最近は、あまり競馬に関わっていない私でも、
ブラックキャビアのことを考えるとどきどきします。
そうそう、今回の弟のこともありますが、
その兄の、オールツーハードが、今3歳で、
先日、重賞レースを2勝しました。
ブラックキャビアファミリー。
マーチャンダイズが出たり、本が出たり、
メディアにも追いかけられて、暫くは、
フィーバーが続きそうです。
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