ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

堂本さんとの出会い

堂本さんとは、和歌山の観音山フルーツガーデンで、出会いました。
フルーツガーデンの中のスカイガーデンで。
この日は、観音山5代目の児玉さんに、バーベキューと
音楽会を私のためにご用意いただき、その楽しい会で
私は堂本さんに出会いました。


彼は、72歳。25歳のときに全盲になったのだといいます。
いえ、それは、後で、お聞きしたのですが。
「僕は、死ぬまで一度オーストラリアに行ってみたい」
「えっ、そんなにお若いのに。死ぬまでだなんて」
「いえ、僕はもう72歳ですよ」
「そうですか。40歳にしか見えませんね」
「ぜひ、オーストラリアにきてください」
といいながら、一体彼に何を見せてあげたらいいのだろう。
一瞬、不安が頭をよぎりました。
が、いい加減が私の売り物。
大丈夫だ。必ず、彼に喜んで貰えることができる。
と思ったのでした。
P1000562.jpg


それから、すぐ、観音山フルーツガーデンの
児玉さんが、4月にオーストラリアに来ることになりました。
というか、私が決めたというのが正しい。
「オーストラリアに来てください」
「はい、いつ行ったらいいですか」
「そうですね。4月でしょうか」
なぜなら、4月には、シドニーで農業ショーがあるから。
というわけで、児玉さんが来ることになりました。
そして、堂本さんも来ることになりました。


このグループには、フルーツアートクリエーターの方々も
同行することになり、
どうしたら、全員の方々に喜んでいただけるツアーになるのか。
やはり心配でした。
検索したり、電話したり。
いつものように、日程が決定したのは、
最後の最後でした。私の試験はいつも
こんな感じです。原稿もそうです。
最後になるまで決まらない。


堂本さんには、色々なことに挑戦してもらいました。
お年寄りだけが集まるジャズクラブで、
ダンスをさせちゃいました。
植物に触ってもらいました。
オーストラリアには、バスキング
(大道で芸をしている人たち)をしている人が一杯いて、
ビーチでも、町の中でも
音楽を聴くことができました。

小鳥の声。潮騒。潮風。フィッシュ&チップス。
珍しい果物。おしゃべり。バスに電車。子供の声。
草の上に寝転んでもらったり、ひいては
走らせちゃいました。堂本さん、急いで急いで。


堂本さんの弾くハーモニカにオーストラリアの人たちは
聴き入りました。涙を流している人たちもいました。
堂本さんが、最後の夜にいいました。
僕に一言言わせてください。
「僕は目が見えなくなり、僕の人生には
いいことがなかった。今日までは」
って、涙を流して言われたときには、
私も涙が出ました。
堂本さんのめがねの奥から
涙が滝のように流れてきました。
彼が一番好きな曲は、ブラームスの子守唄だといいました。


出発前、私は、私が役員をする
ディンゴ基金に皆を連れていきました。
ディンゴは狼と犬の中間に存在する動物です。
農民に、害獣と嫌われ、今ではほとんど
純粋のディンゴが消滅しつつあります。
私は、そのディンゴを助けるこの団体に属しています。
負け犬。私がそうです。
このディンゴが、堂本さんがハーモニカを弾くと、
いっせいに歌いだしました。
あたりには、ディンゴの遠吠えが響き渡りました。

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まとめteみた.【堂本さんとの出会い】

堂本さんとは、和歌山の観音山フルーツガーデンで会いました。フルーツガーデンの中のスカイガーデンで。この日は、観音山5代目の児玉さんが、バーベキューと音楽会を私のためにご用意いただき、その楽しい会で私は堂本さんに出会いました。★彼は、72歳。25歳のときに全?...

  • 2012/04/17(火) 17:54:13 |
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