ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

犬の力、そして私たちが彼らに返さなければならないこと

子供のころから動物が好きだったという人に
お目にかかると、ちょっぴり恥ずかしい気がします。
私が、
動物と関わったのは、
私がずっとずっと「大人」になってからでした。
私は、人一倍、日本語で言う「我」が強く、
他人のことを考えず、特に、親兄弟のことを
考えず、自分流の生き方だけを通してきました。


40年位前、
クリスマス前、クリスマス後と言われ、
クリスマス、つまり25歳までには結婚しないと
「市場」がなくなると言われた時代に、
カントリータウンである仙台で27歳で起業。
したのはいいけれど、経営ベタ。
おまけに不良外人の子供を身ごもって
シングルマザーに。
その子の父親を追ってアルンゼンチンまで
追いかけて......
その間、不採算な会社を仙台の弟に押し付け
.....
まあ、考えればぞっとするほど、身勝手な生き方をしたと
思います。


その私が、なぜ動物に関わり始めたのでしょう?
動物は、とりわけ、犬に出会って、
私の考え方や生き方がすっかり変わってしまいました。

カーリーはやんちゃのジャックラッセル。
上の娘が長い間の家出をして戻ってきて、すぐに
私たちの元にやってきました。
なぜ、犬を家に連れてこようと思ったのか?
主人が、「犬はファミリーを作る」という英語の表現を教えて
くれたからでした。
カーリーが私たちの家にやってきて、家出した娘も、
その娘とうまくいかなかった主人も、まだ小さな子供だった下の娘も
そして、私も、8つの目が同じものをみて、笑いました。
笑い転げました。
犬が持つ力は、こんなに大きかったのだと感じた瞬間でした。


それから、何度も、犬であるカーリーの大きな「力」を感じさせられました。
「力」とは彼が、私たち家族にくれた「愛」でした。

私は、オーストラリアで競馬の学校作りに3回関わったjことがあります。
そのいずれも、簡単ではありませんでした。
英語に、200%という表現があります。100%の2倍、つまり全力の全力をふるうとか、
完璧の上の完璧という意味ですが、今振り返れば、わたしは学校作りに
200%の力を振り絞って挑みました。
ゼロから作った学校。はるか日本から100人位の生徒たちが来てくれて
いたのに、経営者は、当時まだお金持だった日本人の学生を
200人欲しいと思っていました。2年経って200人の生徒がこない。
そこで、私を追いだして、もっと有能な?マーケターを入れようと思ったのでした。
私を首にして、私の当時の副校長としての給料と契約料、小さな会社にとっては、
莫大な金額のお金を支払わないと言ってきたのです。
弁護士は、このケースは100%勝てると言いました。ただし....
金がとれるかどうかは分からない。ケースを進めるにあたって5万ドルかかる。
無理でした。
私は、絶望の底に落ちました。
カーリーは、その時、私に何が起きているか感じていたと思います。
「お母さんに、何か重大なことが起きている。
悲しいことらしい。お母さんを助けなければ。僕に何ができるのだろう」
そこで、カーリーが私にしたことは、
泣いている私の傍に、ぴったり寄り添うことでした。
身体を寄せて、何時間でも私の傍にいてくれました。
.....
奇跡的に、会社は立ち直りました。
私も立ち直りました。


カーリーに出会って、
私の人生は変わりました。
それまでは、馬に関わっていた私が、
犬と一緒に暮らすことに喜びを
他の人にも教えてあげたい。
何よりも、これだけの愛を私たち人間にくれる犬たちのために
なにかしてあげたい。彼らが幸せに暮らしていけるように、そのための
手伝いをしたいと思うようになりました。
ワールドアニマルネットワークを作ったのは、それが理由でした。
オーストラリアの専門家と組んで、リハビリ、
ホリスティックフード、トレーニングのセミナーを始めたのも
それが理由でした。


先日読み終えた本があります。
アメリカの本で、タイトルは、
Bark if you love me!
これは、NYで活躍していた一流のジャーナリストが書いた本。
仕事は順調だし、NYの暮らしは「いけてるし」、まあ、これで恋人でもいれば
完璧なんだけれど、文句は言えないか。なんて言っていた女性が、
ふとしたことがきっかけで、捨てられた犬と一緒に暮らすことになって、
......
そして始めて知ったこと。ああ、私の人生は、これまで完璧ではなかったのだ。
犬と一緒の人生こそが、完璧な人生だったのだ。と、てんやわんやの犬との暮らしの
中で考えるようになったということを、ユーモアたっぷりに描いている本。
彼女の気持ちが良く分かり、更に、彼女の暮らしがよおおく、理解できて、
笑っちゃいました。犬が人生を変えるのです。


今朝テレビで、福間の原発地帯に残された動物の番組をみました。
泣きました。
ある犬は、取材の車をずっと追いかけるのです。
「行かないで。僕何でもするから。連れていってくれるなら、僕、何でもするから。
行かないで」と言いながら......
置き去りにされた犬たちの目。
「帰ってくるよ。お父さんもお母さんもきっと帰ってくる」
捨てて行った飼い主を心一杯に思い出しながら、じっと待っている犬たち。
彼らが一体何をしたというのでしょう。
彼らは私たち人間を愛しただけなのです。
こうした動物を置き去りにする人間。
助けない政府や自治体。
そして東電。東電の会長は、犬を飼っているのでしょうか。
犬、そして動物を飼ったことがあるのでしょうか。
動物を飼ったことがある人であれば、こんなひどい、ことはできません。
犬たちのあの姿は、私の心に刻印されてしまい、
今、思い出しては泣いています。




私たち人間には、犬を含めて、動物に対する義務と責任があります。
彼らから、もらった愛に、十分に、報いる義務と責任が。
スポンサーサイト

コメント

犬の力

犬の力って本当にすごい…凄いって意識してない彼らから来るエナジーだからそこがまた凄いんだなぁって思います。
そうそう、先程アマゾンが荷物を届けてくれました。「ハイランド真理子」って書いてあってなんだか嬉しくなっちゃいました!!

Ohazukashii

YOKOさん、私の名前小さかったでしょう。お恥ずかしい。でも、こうして本が出来てみると、すごく嬉しいなあ。皆さんのお役に立つともっと嬉しい。買ってくれてありがとうございます。

  • 2011/10/23(日) 19:53:37 |
  • URL |
  • MARIKO #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://marikodog.blog85.fc2.com/tb.php/1109-88fb9872
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad