ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

Moon Talk by Moon Face

オーストラリアは冬です。といっても、今日は、結構暖かでした。仕事から戻るともう5時半。日が暮れていました。気がつくと、MOON....フルムーンかな。17052011358.jpg
我々の年代だと、お月さまを見ると、すぐ思い出すのは、「月がとっても青いから....」確か、笠木しず子という歌手が歌ったのではなかったかしら。そして、次に、浮かんだのは、アンソニー・パーキンスが歌ったMoon Light Swim..........Let's go on a moonlight swimもっとも、あの歌は、エルビスも歌っていたかも。でも、私は、アンソニー・パーキンスが歌った方が好きです。若いころ、彼に熱をあげていました。ああ、アンソニー様。


若い頃、なぜ、アンソニー・パーキンスが好きなの?と聞かれると、「彼のナイーブなところが」と答えていましたが、英語の生活をしてから、このナイーブという言葉が、日本語の意味するところのナイーブとは全く異なることが分かりました。日本語だと、ナイーブって、「繊細な」と言うでしょう。でも、英語だと、「あいつは、単純でばかだ」という意味になってしまうのです。驚きでしょう。じゃあ 「繊細だ」とはどのように言うのかしら.......実はもっと驚くことが........。日本人が「あの人は繊細だ」って誉めるけれど、英語圏じゃ、それって、誉めた言葉ではないんですよ。ばっかじゃないって言われるちゃう。まあ、He is shy なんて言うかも知れませんが、それだって、「なぬ。男がシャイ?」って、あまり誉められたことでもない。とすると、私は、一体、アンソニー・パーキンスのどこが良かったのでしょうか。分からなくなりましたねえ。身体が細くて.......いや、どこが好きだったのでしょうかねえ。でも、好きでしたね。彼が、オードリー・ヘップバーンと共演した、緑の館なんて、ドキドキしちゃいました。緑の館で、確か、あの歌歌ったんじゃなかったかしら。違うかしら。「緑の館」では、アンソニーが、テーマソングを歌いました。あの声。あああ。緑の館から


昔は、映画の主題歌や映画音楽は、本とソノシートというビニールで作られたレコードと、パッケージで売られていました。ぼんやりしか、覚えていませんが、「太陽がいっぱい」とか、ううん、他にはどんな曲があったかなあ。両親は、外国映画が好きで、二人とも、「哀愁」とか「ローマの休日」とか、「終着駅」とか、「慕情」とか。いつも、そんな話をしていました。父は、日本工営に勤めていた当時、ビルマとベトナムに行ったのですが、当時は香港で乗り継ぎ。「慕情」Love is a many splendor thing の舞台になったあの「丘」に行ったと言っていました。あの「丘」で二人は恋を語り、ジェニファ・ジョーンズが、戦地から来た彼の手紙を読んだ場所.....

何か起こるか分からない だがこれは分かる 愛のない人生は悲劇だ 神はぼくたちにやさしい スーイン 神に公平も不公平もない 君の不幸が他人の苦痛を忘れさせないなら ぼくは君を誇りに思う』
そして、あの音楽。慕情のメイン音楽


月を見ながら散歩して戻ったら、何だか色々なことを思い出しました。香港に数年前に行った時に、丘の近くに行きましたが、ショッピングセンターがあり、「その」場所に行くことが出来ませんでした。もう「その」場所は無くなってしまったのでしょうか。誰か教えてください。


オーストラリアで、珍しい、しかも悲しい事件がありました。男性が、元の妻と彼女の新しいパートナーを殺し、自分の娘を誘拐して、彼女を殺して自分も自殺してしまったという、凄惨な事件です。実は、先週、やはり離婚をした男性が、家庭裁判所のシステムの不備に抗議して、シドニーのハーバーブリッジから、綱で降りるという事件を起こしたばかりでした。オーストラリアは、日本よりは、もっと離婚の際の、子供たちの親権などについて制度が整っていると思っていましたが、その男性によれば、現在の制度は、皆が不幸になるように出来ているということでした。テレビやラジオでも、その男性に同情する声が多数聞かれました。私も、上の娘を連れてオーストラリアに渡ってきました。娘の父親は、親権を捨ててくれたから、私は「幸いにも」娘を連れて移民することが、出来たわけですが、国際結婚の場合には、子供の問題が、大変深刻になってきます。夫は、妻は、自分の故郷に帰りたい。子供を連れて帰りたい。でも、子供は、どうしたらいいのか。確か、最近、アメリカ人と離婚した日本人の女性が、子供を連れて日本に渡り、誘拐犯人ということで指名手配されたと聞いたような気がします。親権を廻って係争中の場合には、子供を連れて、裁判が行われている国を離れることが出来ません。



私の知り合いでも、タスマニア州に住んでいる男性と結婚、その後離婚。女性は、仕事がないので、クインズランド州の両親のもとに。そして、親権をめぐる裁判は、タスマニアで行われ、クインズランド州との間を往復して、結局は裁判に負けてしまったのです。そして、何カ月に一度、子供を迎えにタスマニア州まで行き、「許可された」期間の休暇が終わると、クインズランド州からタスマニアまで戻す。経費もかかり、大変な状態だったようです。あれから、どうしたのでしょうか。マレーシアの貴族と結婚したオーストラリアの女性が、子供を連れてオーストラリアに戻り、それを、マレーシア人の夫が誘拐して、マレーシアに戻ってしまった。彼女は、オーストラリア政府に働きかけて、二人の子供を連れ戻そうとしたけれど、出来なかった。20年経って、彼女のところにメールが届く。二人の子供から。二人の子供は、今、オーストラリアに戻り、お母さんと暮らしている。20年経って...........


月を見ながら散歩して、色々なことを考えました。サリーは、月よりも、くんくん、くんくん。おしっこ。くんくん。そして、最後に、若い頃、読んだのは、萩原朔太郎の「月に吠える」。朔太郎が、「月の詩情」でこう言っていました。

月とその月光が、何故にかくも昔から、多くの詩人の心を傷心せしめたらうか。思ふにその理由は、月光の青白い光が、メランコリツクな詩的な情緒を、人の心に強く呼び起させることにもよる。だがもつと本質的な原因は、それが広茫極みなき天の穹窿で、無限の遠方にあるといふことである。なぜならすべて遠方にある者は、人の心に一種の憧憬と郷愁を呼び起し、それ自らが抒情詩のセンチメントになるからである。しかもそれは、単に遠方にあるばかりではない。いつも青白い光を放散して、空の灯火の如く煌々と輝やいてゐるのである。





娘が、私のことを、MOON FACEと呼びます。丸い顔だからです。失礼な。でも、今夜は、MOON TALK BY MOON FACE!
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コメント

アンソニー パーキンス

思い出しだしました。あなたファンだったね。緑の館。誰か友達と見に行った記憶があります。もしかしてゴメちゃんと?よくわからない話の映画だったけど、オードリーとアンソニー パーキンス とジャングルがすごくきれいだった。うん、おもいだした。サイコに出た時と違って、とても繊細できれいだった。男性に対して繊細っていう褒め言葉は英語圏にはないのね。中一のときM・美樹ちゃんのお兄さんのことをシュバイツアー先生(学院の男の先生で英会話を教えてくれた先生)が「He is very smart」って言ってたのを思い出しました。スマートってどんな意味って思いましたね。ハンサムじゃなくてスマートなんだって。日本での意味と原義との違いって結構大きいね。

  • 2011/05/20(金) 11:11:11 |
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