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下の娘が小さい時に、彼女はマクドナルドに行きたくて仕方がありませんでした。なぜなら、主人が連れていかないからです。主人は、彼女に、「マクドナルドは、rubbish (ごみ)しか出さないんだ」と言っていましたから、一年に一度ぐらい連れていくと「わああ。嬉しい。マクドナルド。そうか、今日は、rubbish を食べるのね」とチョー喜んでいました。とまあ、ここ20年間、ファーストフードは食べたことはほとんどありません。
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「そうか、だったら、ケンタッキーフライドチキンに行こうか」と言ったら、上の娘が「お母さん、フライドチキンってもう言わないのよ。KFCというの。それにしても、お母さん、今までKFCに入ったことがあるの?」「あるわよ。30年前。あなたが生まれる前に」「そんな前から日本にあるんだ」「そう、あなたの生物学的な父親とデートして、領事館に泊まっていた時(これって普通は信じれれないかも)、夜お腹がすくと、ケンタッキーフライドチキンに行って、チキンを買っていたの」「へええ。思い出のKFCって言うわけね」いずれにしても、ジャンクフードを、うちの主人は軽蔑していて、「俺は死んでもKFCに行かないぞ」って言っています。でも、今、ここに主人はいない。いつもと違うことをしようと思いました。「食べよう。今日はKFCで食べよう。ジャンクフード食べよう」上の娘は、お母さん、何だか嬉しそう。「そうねえ。30年ぶりだからねえ」というわけで、昨日はKFCを食べたのです。上の娘は、今日、「お母さん、おかげさまで、1キロ増えたわよ」そうそう、私はファイアリーチキン、つまり「火のようにスパイシーなチキン」を食べました。
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さて、今日も仕事を終えて娘と娘の彼とデート。「どうしよう」「何を食べよう」3人で考えたけれど、3人とも疲れていて頭が真っ白。いい考えが浮かびません。かといって、どこかに行くのも嫌だし。と、上の娘が、冗談に言いました。「お母さん、まさか、今夜はマッカズ(オーストラリアではマクドナルドを略してこういいます)なんて言わないでしょう」。「ああ、それはいいアイデア。昨日は、KFC、今日はマッカズ。ジャンクフードづくし。記念になるわね」「お母さん、冗談でしょう」「NO本気よ」「お母さん、子供みたいねえ」と娘に言われながら、3人でマクドナルドに「行ったんです!」。彼らは2種類のバーガーとチップ&ドリンク。私は、オーストラリアのアンガス種のビーフで作ったアンガスバーガーを買いました。このアンガスは、テレビのCMで観ていて、ちょっと興味がありました。でもまあ。
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ジャンクフードは、やっぱりジャンクフード。つまり、どうしても、何か「真剣」「自然」な味がないのです。だから、ジャンク体験は、今日で終わり。電話で主人に「KFC食べたわよ」と言ったら、かなり怒って、そんなものを食べるのなら、もう家に帰るなって言われました。それって、ちょっと怒りすぎじゃない。それにしても、本当に、ジャンクフードはもういいです。
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ところで、明日の朝は、シドニーに戻る前に、娘と彼氏に、私がイタリアンブレックファーストを作ります。今日、スーパーマーケットに行って、材料を買いました。2日間のジャンクフード。そして、私のクッキング。今回のゴールドコースト滞在は、大変メモラブルなものになりました。
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