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ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

日豪の間を行ったり来たり。膵臓のないアラエイト。仕事もフル回転。

さようなら馬たち

ミスターゼンが、まだ1歳になったばかりのことです。一頭だけ、放牧場に置かれていた彼に会いにいきました。広い放牧場の隅から、私たちを見つけて、フェンスまで走ってきたミスターゼン。私たちに頭をこすりつけてきて、まるで、大きな犬のようだったのを覚えています。この馬は、実は、山野浩一さんが所有していたゼンシンという母の仔。繁殖牝馬セールの時には、まだお母さんのお腹に入っていて、山野さんが売るはずだったのを、我々が頼んでいたブラッドストックエージェントが、間違ってセリセリ落としてしまい、結局、私たちの手に。我々だけで走らせないで、色んな人たちに声をかけようかと、私のウエッブで呼びかけたら、9人もの人が集まってきました。山野さんも一口持ってくれました。10万円ずつ。毎月の預託料は1万円。そんなのどかな時代でした。

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ミスターゼンは、シドニー郊外のホークスベリーでデビューしました。その後、メルボルン郊外の厩舎に行きましたが、何回か、カントリーカップを勝って我々を楽しませてくれました。何年前からでしょうか、オーストラリアの競馬と生産が、どんどん発展して、預託料もそれにしたがって値上がりしてしまいました。我々も、最初は、まあいいかと、あまりオーナーたちに請求もせずにいましたが、その超過額が何万ドルにも上って、結局1万円では無理になりました。預託料を月2万円にしました。しかし、日本の経済の影響もあり、何人かは、預託料をはらわなくなり、我々も、その分の負担が困難になりました。結局手放すことになりました。それでも、メルボルンのセリでは、カントリーのホビーオーナーが、ほんのわずかなお金で買ってくれました。9歳のミスターゼンを!ありがとうございます。

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しかし、今日は悲しい話があります。日本のH氏からお預かりしているビームラインという競走馬が病気になり、結局は、これ以上苦しませたくないと、安楽死になりました。まだ3歳。これからというときに、本当に残念です。生き物を扱ったり、預かったりすると、楽しいこともたくさんありますが、こうして、悲しい思いをしなければならないこともあります。

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先日、オーストラリアの会社で、ウエッブ上で、TV局を作ったり、セリの同時放送、オンラインビディングなど、多彩な仕事をしている会社を日本に紹介しました。私がみる限り、日本の競馬界や生産界は、世界の何分の一も、インターネット化していないような気がします。世界最大のコンピューター生産台数を誇る国が日本だというのに、その応用化は、世界的に見ても大変低いような気がします。一般的に言っても、サラブレッドの生産牧場は、町から離れた土地にあり、それぞれの牧場も拡散しているものですから、情報を受け取るにしても、発信するにしても、インターネットほど重要な通信手段はありません。世界の牧場で、今、英語のウエッブサイトがほとんど存在しないのが、日本です。日本には、今、世界に誇る種牡馬が存在し、世界に誇る馬たちがいます。しかし、それを知っている人たちはごくわずかです。WHY? その宣伝手段が全くないのです。したがって、私のご紹介したオーストラリアの会社がお役に立つのではないかと思うのです。

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今回は、オーストラリアのストラッスエアーという会社の紹介も引き受けました。これは、20年ぐらい前に開発されたメッシュと自然の芝の組み合わせ。踏まれても、またすぐ芝が成長するという優れものです。これを、紹介に行ったら、何と、学校の緑化にいいのではないかとアドバイスを受けました。東京都では、2000校の校庭を芝にしようというプロジェクトがあるようです。サッカーもありそうだし、野球もよさそう。色々手応えを持って戻ってきました。

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日本で文庫本を買いました。読む時間もないので、実は買ってはいけない!のですが、買ってしまいました。「アメリカの子供はどのように英語を覚えるか」という本。私は、2人の子供を英語(最初の子は、スペイン語)で育てましたから、彼女たちがどのように英語を覚えていくのかとても興味がありました。著者と同じような経験をたくさんしています。あまり、面白くて、東京の宿で一気に読んでしまいました。先日、小学館で、「ファミリーメモリーズ」という本を共同で出版したワカコさんとオメにかかった際に、白州正子さんの本をいただきました。それも、読まなければ。また、ファミリーメモリーズの編集者だったO氏から、彼の作ったたくさんの本をいただき、ああ、読みたいけれど、時間がなくて読めないという、苦しい状態です。小学館では無理そうですが、我々の本をDVD化の話をさせていただいたら、O氏は、とても面白いと言ってくれました。そこで、先日、朝日新聞出版に転職された、ファミリーメモリーズの時の編集長である、O氏にお目にかかりご相談させていただきました。我々の本は、全編質問の本。質問に答えると自分史ができるという優れもの?です。が、時代が早かった!ということで、時代は変わり、この本をDVDにフォーマット化したらどうかと思ったのです。まだご返事はいただきませんが、希望は持っています。

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昨日、変な、コメントが入っていました。助けてくれというコメント。どうしたらいいのか、困惑して、会社に電話したら、ひろみさんは、いたずらメールだというのです。それにしても、見ず知らずの人が困っているというと、こうして、気持ちが揺れるのですから、自分の身内が困っていて、お金を送ってしまう人たちの気持ちが、今回よく分かりました。それにしても、こういう悪いいたずらは止めて欲しい。昔の日本のように、人を騙さない正直な国なってほしいと思いました。無理でしょうか。
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