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お母さんの、みどりさんからこんなメールが来ました。
どんどん成長するチビトラの乳歯が居間に落ちていたので、夫が拾っておいてくれました。
モモと比べるとドライな性格で、やっぱり男の子。
外でも家の中でも、Buttonも加わりすぐに3匹のレスリング・マッチになっちゃうので、相変わらずしょっちゅう怒鳴っています。

コバーは「わしゃ関係ないもんね」的に横目で様子を観察しており、とばっちりがくるとウワオーとライオンのような唸り声で、ティーンエージャーを叱り付けています。
本当にこれが効果抜群で、私もコバーの唸り声をまね出来たらいいなあ・・・大抵このような時、ジェシーは部屋からすたこらさっさと逃げ出して見当たりません。

何でも虎ちゃんは、夜中にウンチをするようなのです。と、お母さんは、私の大好きな話を送ってくれました。

動物を飼っていると、世の中で最も大切なことは、食べることとウンチをすることだって分かります。私の尊敬する動物トレーナー、スティーブ・オースティンも、「犬たちから、シンプルに生きることを学んだ」って言っています。ワンワンワン。ウーウーウー。これは何を言っているかって?もちろん、お腹すいたよ。何か食べさせろって言っているのです。食べれば、当然、出てくるのはウンチ。ウンチが出てこなければ、それこそ大変です。
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ところで、DINGOは、犬ではありません。日本の本やオーストラリアの観光案内に出ているように、野生化した”凶暴な”犬でもありません。5千年も前からオーストラリアに棲んでいる狼の一種です。狼が肉食獣で、人間という”凶暴な”動物とテリトリーを一緒にしてから、悪魔の権化のように誤解されてきたように、DINGOも、農民から忌み嫌われ害獣として、銃殺されたり、毒殺されたりしてきました。誰がこの地に先に棲んでいたのでしょうか。動物文学の創設者、平岩米吉の「狼と犬」の中には、DINGOが出てきます。その昔に、DINGOを知り、理解していた人がいたとは驚きでした。
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DINGOは野生の動物で、ペットではありません。しかし、絶滅しかかっている純血のDINGOを保存するために、我々人間ができることは、こうした純血のDINGOを飼って、種の保存をすること。世の中の人に、DINGOを知らしめること。
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隣のVALが、昨日の午後、家の前で会った私に、「ねえ、お茶のみに来てくれない。誰も話し相手がいなくて、I am so lonly」って話しかけてきました。そういえば、去年も、同じ時期に、同じことを言ったので、彼女の家に行ってあげました。彼女は、英国からオーストラリアに、ご主人と一緒に、車でやってきたのです。かれこれ、50年以上も前に。ユーラシア大陸を横断して、シンガポールから船でオーストラリアに。へえ。そんな彼女が、寂しいっていうんだ。彼女はもちろん、1人暮らし。上の息子は、ダウンシンドロームで施設に入っています。もう、40年位になるのだとか。下の息子は、40歳半ばで、英国にいます。一年に一度、下の息子とその家族がオーストラリアに戻ってきます。でも、やっぱり寂しいのです。I am lonlyって言われたら、誰だって、NOっていえないじゃありませんか。今日、サリーと散歩の時に、明日、VALに持っていってあげるクッキーを買いました。でも、日本出張も迫っていて、仕事が山積しているから、ちょっと、長居は無理だな。
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私に、お金と時間があれば、LONLY PEOPLEを訪ねて、いろいろ話を聞いてあげたいと思います。菊花賞で、無職のオーナーを彼の所有するブラックエンブレムが救ったって書いてありましたが、私たちのミスターゼン?も。いや、それは無理な話。また夢物語をしてしまいました。
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