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ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

オーストラリア競馬の隆盛

オーストラリアで最も歴史のあるシドニーのせりが、日曜日から開催されました。今日で二日目ですが、何と、売り上げが二日で8260万ドル。およそ82億円以上です。この2日間で売却された頭数は240頭、その平均価格が日本円で約3400万円にも上りました。1億円を突破したのは8頭、今日は、2億2千万円が出ています。私は、かつて、オーストラリアの競馬は最もデモクラティックな競馬だと書いたことがあります。馬を買えば誰でも馬主なれると。それを読んで、何人もの方々がオーストラリアで馬を持ってくださいました。しかし、このところの馬の値段の高騰や、預託料の高騰は、とても、フツーの人たちは買うことができません。今回のせりでも、日本人で購入したのは、吉田勝己氏ともう一人だけ。明日の記録次第では、世界で最も高いせりだと言われたセレクトセールを上回るかも知れません。これがデモクラティックな競馬でしょうか。かつては、このセリ、1万ドルで買える馬もいたのですよ。もう、無理。-04112007-7755.jpg


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昔は.......なんて言い方をすると、年寄りの愚痴になるから止めたいと思いますが、オーストラリアの競馬のこの隆盛は、当然ながら、資源ブームと不動産ブームに裏打ちされたバブル経済。それと、グローバル化もこのオーストラリア競馬の隆盛に拍車をかけました。やはり資源ブームで沸く南アフリカ、ユーロの強いヨーロッパ、そして、香港、中国からのバイヤーが集まり、更に、ますます高騰する賞金を狙って、世界各地からオーナーたちもやってくるからでしょう。まあ、外国からのオーナーにオープンだというのは、かなり日本と異なっていると思います。限られたバイヤーだけを相手にしていては、日本のせりが廃れてくるのは必至。市場の拡大を考えれば、当然、バイヤー、つまるところ、馬主資格のオープンなどが必要になってきます。

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十年後のオーストラリアの競馬やせりは一体どうなっているのでしょう。 先日、ここ30年位オーストラリアで最大のオーナーブリーダーだったインガムファミリーが、ダーレーにブラッドストックの全てを売りました。ジャック・インガム氏とボブ・インガム氏が兄弟で築き上げた牧場と厩舎。しかし、ジャックさんが亡くなり、ボブさんも年をとり、恐らくそれが、売却の理由なのでしょう。いつまでもやれないっていうことなのかも知れません。金があるとないとに関わらず年齢だけは平等にとっていくものですから。

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かつて、セレクトセールに若い人を連れて行った時に、その人にとっては、初めてのセレクトセールだったものですから、彼が”一頭が三千万円。普通の人が一生掛かっても、貯められないぐらいのお金ですよね”って、呟いたのを思い出しました。私も、オーストラリアの競馬、そろそろ引退.......かも。
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