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ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

千絵ちゃんからの手紙

10年前に、ジャックラッセル犬のカーリーが家にやってきて、我が家に灯が点りました。犬が家族を作るんだよと、主人。そのカーリがいたからこそ、私は、オーストラリアにワールドドッグカレッジという学校を作る決意ができたのです。ワールドドッグカレッジというのは、校舎ではなく、生徒と先生がいれば学校ができるという、寺子屋の精神を持って、作った学校です。犬たちから私たちが助けてもらう、その犬たちを私たちが助ける。そんなことができればと、学校を立ち上げました。それは、楽ではなく、時間もお金もかかりました。最初のコースは、オーストラリアの政府の認定した修了書が貰えるドッグトレーニングスクール。そのスクールの第一期生、5人の中にいたのが千絵ちゃんです。

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千絵ちゃんは、子供の頃に脳性麻痺を患っていて、不自由な身体を押して学校に来ました。その彼女が、英語を学び、動物の心理や訓練方法を学んで無事、学校を卒業したのは、ひとえに、彼女の強い意思と、彼女を見守る先生たちの力、そして、同級生たちの協力に他なりません。

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卒業した彼女からメールが入りました。これから、日本の学校で、介助犬を訓練する学校に入るって。えっ、また学校?どんな学校なの。私で協力することができる?彼女の返事は「いいえ、今度の学校では、オーストラリアで学んだことを全部忘れるようにと言われました」「それは、変だよ。オーストラリアの方が介助犬について日本より進んでいるんだよ。それに、これまで学んだことを忘れろなんて、ろくな学校じゃないよ」「でも、頑張ってみたいんです」その後、人伝えに、2ヶ月で彼女がその学校を辞めたと聞きました。

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今日、久日ぶりにで、千絵ちゃんからメールがありました。学校を辞めたこと、ペットショップなどに仕事を探したけれど、体力がないからって断られたこと。今は、埼玉県にある障害者のためのコンピューターの学校で勉強していること。犬の仕事は全くしていないこと。でも、毎日幸せだということが、書いてありました。犬については、仕事ではなくても、彼女が学んだことを生かして、ぜひボランティアなどでも頑張って欲しいと返事を出しましたが....彼女は、身体が不自由でも、特に小さな犬であれば、トレーニングは全く問題がありません。犬のケアもキチンとできます。誰か、彼女に犬の仕事を提供してくれませんか。頑張り屋の千絵ちゃんに。
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