FC2ブログ

ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

オーストラリア在住。団塊の世代。海外の競馬や犬事情も含んだ日記です。

TO BE OR NOT TOBE

サリーは3歳。そろそろヒート(発情)がやってきます。娘はサリーの出産に大反対。主人は、一生に一度は犬が子供を産むところを見たほうがいい。感動的だから、君に見せたいって賛成。私は....実は、どうしていいか分かりません。確かに、主人の言うように、サリーの出産に立ち会ってみたいような気もします。でも、サリーを、お婿さんのところまで出張させたり(どうやらブリスベンまで行かなければならないらしい)、産まれた子犬たちの将来を心配するようであれば、もしかして今のままでいいかも知れないと思ったりしています。サリーは基本的に我々のコンパニオンで、我々にとっては、ブリーディングのための犬ではありません。ただ、先日も日本のJKCにあたるオーストラリアン・ケイナイン・カウンシルの登録記録を見ていたら、スムースフォックステリヤはオーストラリアに200頭しかいないことを知りました。おまけに彼女のファミリーは全てチャンピオン。彼女の優秀な血統を残したいと思う気持ちもあります。一体どうしたらいいのでしょう。To be or not to be, that is a question! 早く決心しなければならないのですが....ホント....ハムレット的心情です。

☆ ☆

先日実施した理学療法のセミナー。今、参加者の獣医さんたちから色々とメールやお手紙をいただいています。今日はお蔭様で、人生が変わってしまいましたたっていうお手紙もいただきました。私はいつも研修やセミナーを実施するときには、参加した方たちの、少しでもお役に立つように、その方たちの人生が少しでも変わるようにと思って実施してきました。だから今日のお手紙には大感激しました。

☆ ☆

ホスピスのための研修を、もう7年ぐらい前に実施した時の話です。日本から来た看護婦さんたちが、ホスピスにいる講師に「先生、私たちは、確かに素晴らしいことを先生から学びました。でも、日本に帰れば、私たちはまた同じ日本の古い病院のシステムの中に戻ることになります。教えていただいたことを生かすこことができないかも知れません。一体どうしたらいいのでしょう」と聞きました。この質問に講師は「ホスピスは建物ではありません。皆さんが、患者の手をとって彼らの言いたいことに耳を傾け、心で彼らに話しかければ、そこにホスピスが建つのです」という答えが返ってきました。日本ではまだインフォームドコンセントなどという言葉がなかった時代です。「自分の命があとどれぐらいあるのでしょう?私の命が、もしあとわずかなら、子供に残して置きたいものがあります。看護婦さん教えてください」と言いながら、看護婦さんたちが、規則のために何もいえないでいる間に、3人の子供を置いて亡くなってしまった若いお母さんのことを話しながら、教室で号泣した看護婦さんもいました。私は、あの時に、ホスピスケアのためのセミナーを実施して本当によかったと思いました。恐らく、あの時の看護婦さんたちは、日本に戻り、オーストラリアで習ったように、心から患者さんたちを励まし、彼らの話に心を傾け、また、日本の病院の古い制度と戦っていったからこそ、今、日本ではインフォームドコンセントが広く取り入れられるようになったのだと思っています。私の役目は....小さな種をまく事。

スポンサーサイト