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ようこそ!ハイランド真理子のブログです。

日豪の間を行ったり来たり。膵臓のないアラエイト。仕事もフル回転。

BC3

今、オーストラリアとアメリカからやってきたサラブレッド・ビジネスのチームBC3と一緒に旅をしています。先週の日曜日に北海道に入り、札幌から静内、浦河とめぐり、それからまた静内、千歳と戻って、昨夜遅く東京に着きました。北海道では、トレーニングセールの視察をしただけでなく、ビッグレッドファームでスタリオンリオンを視察、P1040444_convert_20090515225714.jpg
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ノーザンファームや社台ファームでの見学、、P1040482_convert_20090515235622.jpg
社台スタリオンリオンセンターでスタリオンリオンの視察、また最後にダーレージャパンで、スタリオンやイヤリングを視察して、とにかく、馬漬けで戻りました。北海道を回ると、「日本って、そんなに狭くないじゃん」って感じがします。朝から晩まで走りましたから。さて昨日の夜遅く、東京に戻って、今日は、何と、4時半におきて、茨城の美浦トレーニングセンターを見学、午後東京に戻り、夜は大井競馬場見学。P1040533_convert_20090515230254.jpg
さっき戻ってきたところです。ふうう。

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今回BC3の日本視察の日程を作ったのは私です。だから強行軍は気になりません。ところが、BC3のチームは、結構参っていて、明日は、休みにしようというのです。彼らは、52歳、40歳、そして36歳。60歳の私は、まだ大丈夫だというのに、若者が参っているんです。さて、年の話をすれば、今日は結構いいことが!美浦トレセンに入るには、入所の許可をもらわなければなりません。また、書類に訪問者の住所など詳細を記入する必要があります。その書類には年齢もかかなければなりません。前に、私が、フィフティ・サムシングのときに、サーティーサムシングと偽ったときがあって、調教師から「次にセンターに来るときに、赤ランプがなるよ」なんていわれものでした。そこで、今日は、許可書をする係りの人に「私、いくつに見えますか?」と聞いたら、「38位かな」って言われたのです。ちょっと言いすぎですよね。そんなに若く見えるわけがない。特に、朝は!けれど、あまり嬉しくて、本当の年齢を書いてしまいました。60歳という年齢に、係りの人は、また大げさに「そんなに見えないよ」って、会心の演技を見せてくれました。ありがとう。

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BC3のチームは、心理学者でビジネスマンであるビルさんと、マーケティングの専門家ジェームス、若馬を選んでそれを2歳馬のレディツーラン馬にする天才ジョンの3人。馬の専門家は馬、経営の専門家は経営、マーケティングの専門家はマーケティング。それぞれが、専門分野を活かしながら前に進む理想的な形。私は、もう何十年もビジネスをしていますが、仕事をするということと、ビジネスをすることの違いを、今頃、つまり、人生の終わりに近くなって分かったという、自慢のビジネス下手です。もし、私が、彼らのようなチームを持っていたら、恐らく、今の私は存在せずく、かなり大きなビジネスを創り上げていたに違いありません。ところが、私は、「私がやらなければ」とか、「私だけしかできないわ」とか考えて、「私・私」で、きてしまったのです。だから、私のビジネスは、相変わらず小さなビジネスでとどまっています。人生の悔いといえば、そんなことかも知れません。

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明日は、休みと聞いて、ちょっとがっかりしています。私は一旦エンジンがかかると、止めるのが嫌なのです。不安になります。仕事をしていないときには、家族の下にいたい。それができずに、ホテルにいるのは、大嫌いです。本当に苦手です。涙が出てくることもあります。

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さて、明日は、思いがけない休みなので、少し寝坊して、部屋で「猫の手帳」の原稿を書きたいと思います。それから、今までストップしていた原稿も書く予定。今いるホテルから、東京タワーが本当に素敵に見えますP1040536.jpg

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さて、今日は土浦から電車で移動しました。電車で立っていたBC3二人がくしゃみをしたら、彼らの近くに座っていた女性が、いきなり立って、席を移動しました。ホラ、例の豚インフルエンザのことを心配しているんです。ちょっと過敏なんじゃないかしら。それから、オーストラリアのJINさん、競馬のソナタを日本で宣伝してきまたよ。最近、更新していないのね。頑張ってください。


イースターセール

シドニーのニューマーケットで、イングリス社のイースターセールが始まりました。このセリには、もう25年ぐらい来ています。ニューマーケットのイングリス家の家は、まさに、古きよき時代のシンボル。セリ場のフィグツリー(イチジクの木)も、やはり、このイングリスセールのシンボル。100年以上も、変わらず、多くのバイヤーを集めています。この大きなイチジクの木の下で、今日は、吉田勝己さんも競っていました。せり場に行くと、色々な人に会いますが、「コンニチワ」と挨拶されて、「コンニチワ」と返しながら、あれ、あの爺さんは誰だっただろう?などと、思うと、実は、20年以上前には、バリバリのブラッドストックエージェントだったり、馬主だったり..........。自分が婆さんになっているのをすっかり忘れて、「あれもこれも年取ったな」って、思いながら、今日は、せり場を、歩いてきました。

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一番最初に、イースターセールに言ったのは、確か、山野浩一さんが連れてきた、20人ぐらいの大きなグループと一緒だったと思います。23年ぐらい前でしょうか。山野さんに頼まれて、今は亡きM氏のグループをコーディネートしたのでした。M氏が連れてきたのは、パチンコ屋の社長夫人だったり、川崎の調教師だったり。当時の私には全く縁のない人々でした。ロイヤルランドイック競馬場に、グループと一緒に行った時のことです。オーストラリアでは競馬に帽子を被っていくので、私も真似事して被って行ったら、グループの中のパチンコ屋の社長夫人が「ガイドのくせに、帽子など被って」とM氏に言いつけられて、私はM氏に呼ばれてしこたま怒られました。おまけに、お前はクビダッって言い渡されて、「はい、分かりました」と言ってその場を立ち去ったものの、悔しさで、当時まだ付き合って間もない主人の胸で泣いてしまいました。まあ、そのお陰で、主人と結婚できたのだから、M氏には感謝しなければならないと思いますけれど。それにしても、あれから、オーストラリアの競馬も日本の競馬も、大きな変化を遂げましたよね。

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さて、昨日のゴールデンスリッパーステイクスは、フィーランレディが勝ちました。残念ながら、私が賭けてパティナックの馬は、ダメでしたが。一昨日の夜は、雷と伴う大雨が降って、レース当日、雨は上がったものの、ひどいトラックコンディションだったのです。だから、本命馬もダメだったし、期待馬はほとんどダメでした。もっとも、出走馬は、2歳馬ですから、たいていの馬は、不良馬場で走ったことがないと思います。馬券のことですが、私がインターネットで馬券を買っていたら、主人が、突然「おい、フィーランレディは買ったのか」って聞くので、慌てて、締め切り3秒前に馬券を買ったら、何と、当り馬券になりました!! 実は、この馬がマジックミリオンズで勝ったときに、「フィーランはハイランドという意味だ。買うべきだったろう」って、主人から叱られまhした。だから、今回は、買わないわけには行きません。間に合って、本当に、よかった。主人は、調子に乗って、次のレースでも、「グリーンマウンテンを買え」って。次のレースに、Mountain Verdeというのがいて、その馬のことなのですが、またまた馬券が当りました。それにしても、馬券をこんなにとるのは珍しい。フィーランならぬ、ハイランドさま様でした。

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昨日は、朝、主人と一緒にスーパーに買い物に行って、カフェで朝食を食べました。でも、食べられませんでした。というのは、出てきたeggs on toastが冷たかったからです。主人は、朝食は、暖かいから意味がある。冷たかったら食べる意味がないという人なのです。一口食べただけで、やめました。私にも、ストップがかかりました。(お腹がすいているのに) 主人は、皿に残しておかないと、彼らは気がつかない。だから、教えてあげるには、残すのが一番だというのです。ところが、中国人のウエイトレスが来て、片付けていい?と聞いてきました。彼女は、我々が残しているという事実が、どういう意味か分からないようす。主人が、「冷たいから、食べなかった」と言いました。すると、彼女は「あっ、じゃあ、もう一度作りましょうか」って。いや、我々は既に30分も待ったのだから、これ以上は..待てないと主人はテーブルを立ちました........。キッチンから、それを見ていた日本人のシェフだけが、気がついて、我々が支払おうとしたら、お金をとらないようにとレジに指示していました。その小さな店には、日本人も中国人もたくさん働いています。しかし、誰も、食べている人や、テーブルに注意を向けている人はいません。まして、皿の上のものが暖かいのかどうかなど、全く気にかけていないようです。LOOK! アンド THINK! お客さんが喜んでいるのかどうかを知るには、食べ残しがあるのかどうかを見ることだと思うのですが。

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皿のものをきれいに食べた後、ウエイターが「Did you enjoy?」って聞くと、「No, I hate it」と笑いながら言うシーンがよく見られます。つまり、「気に入っていただけました」「いいえ、大嫌いです」でも、皿には、何も残っていない。つまり、お皿の上に何も残らないのは、実は美味しくて全部食べてしまったということ、だけれど、ジョークで、大嫌いと言っているのです。このジョークのセンスは、分かっていただけますか?ところで、今日は、せり場から家に戻ってきて、主人が、美味しい、ラムのローストを作ってくれました。 P1040149.jpg
I really hated it! おかわりを二度しました。

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せり場で、藤井勘一郎ジョッキーに会いました。彼は、私が副校長をしていた学校に15歳の時にやってきました。色々苦労をして、シドニーでトップの騎手になりましたが、また色々苦労して、今度は永住権をとって、シドニーで騎手として頑張っています。今日は、その彼の、フィアンセとも会いました。とてもヤサシそうな、彼にはピッタリの彼女でした。幸せになってね。さて、もう1人は、元ノーザンファームで働いていた秋山君です。今は、ゲイ・ウオーターハウス調教師のところで働いていると言っていました。彼にも頑張ってほしいな。勘一郎君は、チャンスさえあれば、必ず重賞レースに勝てる能力を持っています。P1040145.jpg


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さて、明日もまたせり場です。イングリスのセリでは、メルボルンカップを3度勝ったマカイビディヴァの仔が150万ドルで落札されました。バイヤーは、JIN君が勤めるメルボルンのダニー・オブライエン調教師。もしかして、彼の担当馬になるかも知れません。

さようなら馬たち

ミスターゼンが、まだ1歳になったばかりのことです。一頭だけ、放牧場に置かれていた彼に会いにいきました。広い放牧場の隅から、私たちを見つけて、フェンスまで走ってきたミスターゼン。私たちに頭をこすりつけてきて、まるで、大きな犬のようだったのを覚えています。この馬は、実は、山野浩一さんが所有していたゼンシンという母の仔。繁殖牝馬セールの時には、まだお母さんのお腹に入っていて、山野さんが売るはずだったのを、我々が頼んでいたブラッドストックエージェントが、間違ってセリセリ落としてしまい、結局、私たちの手に。我々だけで走らせないで、色んな人たちに声をかけようかと、私のウエッブで呼びかけたら、9人もの人が集まってきました。山野さんも一口持ってくれました。10万円ずつ。毎月の預託料は1万円。そんなのどかな時代でした。

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ミスターゼンは、シドニー郊外のホークスベリーでデビューしました。その後、メルボルン郊外の厩舎に行きましたが、何回か、カントリーカップを勝って我々を楽しませてくれました。何年前からでしょうか、オーストラリアの競馬と生産が、どんどん発展して、預託料もそれにしたがって値上がりしてしまいました。我々も、最初は、まあいいかと、あまりオーナーたちに請求もせずにいましたが、その超過額が何万ドルにも上って、結局1万円では無理になりました。預託料を月2万円にしました。しかし、日本の経済の影響もあり、何人かは、預託料をはらわなくなり、我々も、その分の負担が困難になりました。結局手放すことになりました。それでも、メルボルンのセリでは、カントリーのホビーオーナーが、ほんのわずかなお金で買ってくれました。9歳のミスターゼンを!ありがとうございます。

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しかし、今日は悲しい話があります。日本のH氏からお預かりしているビームラインという競走馬が病気になり、結局は、これ以上苦しませたくないと、安楽死になりました。まだ3歳。これからというときに、本当に残念です。生き物を扱ったり、預かったりすると、楽しいこともたくさんありますが、こうして、悲しい思いをしなければならないこともあります。

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先日、オーストラリアの会社で、ウエッブ上で、TV局を作ったり、セリの同時放送、オンラインビディングなど、多彩な仕事をしている会社を日本に紹介しました。私がみる限り、日本の競馬界や生産界は、世界の何分の一も、インターネット化していないような気がします。世界最大のコンピューター生産台数を誇る国が日本だというのに、その応用化は、世界的に見ても大変低いような気がします。一般的に言っても、サラブレッドの生産牧場は、町から離れた土地にあり、それぞれの牧場も拡散しているものですから、情報を受け取るにしても、発信するにしても、インターネットほど重要な通信手段はありません。世界の牧場で、今、英語のウエッブサイトがほとんど存在しないのが、日本です。日本には、今、世界に誇る種牡馬が存在し、世界に誇る馬たちがいます。しかし、それを知っている人たちはごくわずかです。WHY? その宣伝手段が全くないのです。したがって、私のご紹介したオーストラリアの会社がお役に立つのではないかと思うのです。

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今回は、オーストラリアのストラッスエアーという会社の紹介も引き受けました。これは、20年ぐらい前に開発されたメッシュと自然の芝の組み合わせ。踏まれても、またすぐ芝が成長するという優れものです。これを、紹介に行ったら、何と、学校の緑化にいいのではないかとアドバイスを受けました。東京都では、2000校の校庭を芝にしようというプロジェクトがあるようです。サッカーもありそうだし、野球もよさそう。色々手応えを持って戻ってきました。

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日本で文庫本を買いました。読む時間もないので、実は買ってはいけない!のですが、買ってしまいました。「アメリカの子供はどのように英語を覚えるか」という本。私は、2人の子供を英語(最初の子は、スペイン語)で育てましたから、彼女たちがどのように英語を覚えていくのかとても興味がありました。著者と同じような経験をたくさんしています。あまり、面白くて、東京の宿で一気に読んでしまいました。先日、小学館で、「ファミリーメモリーズ」という本を共同で出版したワカコさんとオメにかかった際に、白州正子さんの本をいただきました。それも、読まなければ。また、ファミリーメモリーズの編集者だったO氏から、彼の作ったたくさんの本をいただき、ああ、読みたいけれど、時間がなくて読めないという、苦しい状態です。小学館では無理そうですが、我々の本をDVD化の話をさせていただいたら、O氏は、とても面白いと言ってくれました。そこで、先日、朝日新聞出版に転職された、ファミリーメモリーズの時の編集長である、O氏にお目にかかりご相談させていただきました。我々の本は、全編質問の本。質問に答えると自分史ができるという優れもの?です。が、時代が早かった!ということで、時代は変わり、この本をDVDにフォーマット化したらどうかと思ったのです。まだご返事はいただきませんが、希望は持っています。

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昨日、変な、コメントが入っていました。助けてくれというコメント。どうしたらいいのか、困惑して、会社に電話したら、ひろみさんは、いたずらメールだというのです。それにしても、見ず知らずの人が困っているというと、こうして、気持ちが揺れるのですから、自分の身内が困っていて、お金を送ってしまう人たちの気持ちが、今回よく分かりました。それにしても、こういう悪いいたずらは止めて欲しい。昔の日本のように、人を騙さない正直な国なってほしいと思いました。無理でしょうか。